無酸素運動でダイエットする



目的は、太りにくい身体を作ること

 

 

無酸素運動ダイエットでは、脂肪を落として体重を減らすことより、基礎代謝を高めて“太りにくいからだ”に構造改革していくことに目的があります。

 

 

一時的に体重が増えてもなんの問題もなく、太るたびにダイエットするより、もともと太りにくい身体を作ったほうが合理的ともいえるでしょう。だから医師たちもすすめる、すぐれたダイエットのひとつなのです。

 

 

年齢にもよりますが、1分間に脈拍が110~120を超えると無酸素運動になりますから、この目安を覚えておきましょう。また無酸素運動は身体に負担をかけますから、循環器系に問題がある場合は必ず医師に相談してください。

 

 

ウォーキング・ジョギング・水中エクササイズなどの有酸素運動では、筋力・体力の50%程度をつかいます。つまり、軽く汗をかく程度のエクササイズです。反対に、バーベル上げや懸垂、腕立て、全力疾走など、酸素を血中にとりこまないエクササイズが無酸素運動。

 

 

やりすぎは心臓に負担をかけるため、好ましくありません。息をとめて力むような運動が血圧を上昇させ、心臓の負担になるのと同じだからです。

 

 

無酸素運動がある限度を越えると、肺からとりこんだ酸素だけでは身体全体が過不足となります。この現象が身体のなかでは、無酸素状態でエネルギーを作る状態へと変わっていくのです。